初心者におすすめの山の選び方|失敗しないための6つのポイント

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こんにちは、やどかりです。

みなさんは登山をする際にどのように山を選んでいますか?

登山を始めたばかりの時期は、
「どの山に行けばいいの?」「自分のレベルに合ってるのかな…?」と不安になりますよね。

しかし、いくつかのポイントを押さえて山を選べば、
初心者でも安全に・楽しく登山を始めることができます。

ここでは、失敗しないための初心者向けの山の選び方の基準を分かりやすく解説します。

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山選びの基準

標高よりも「コースタイム」で選ぶ

初心者が最初に見るべきなのは、標高ではなく歩く時間(コースタイム)です。

一般的に、初心者・中級者・上級者で以下のようなコースタイムが推奨されています。
✔ 初級者向き:3~5時間
✔ 中級者向き:6~7時間
✔ 上級者向き:8時間以上

初心者の方は、日帰りで3~5時間以内、休憩を入れても 6時間以内 に収まる山が理想です。

標高が低くても標高差がありアップダウンが激しく、実際はハード…という山もあります。

コースタイムはガイドブックやYAMAPで確認できるので、
最初は短めのルートから挑戦しましょう。

登山道が整備されている山を選ぶ

蝶ヶ岳 整備された登山道

初心者の場合、以下がそろった山を選ぶと安心です。

  • 登山道の案内板(道標)が多い
  • 分岐が分かりやすい
  • 岩場や鎖場が少ない
  • 迷いやすい場所がない
  • 整備された登山口があり、アクセスが良い

“歩きやすい登山道”は、体力よりもはるかに重要です。

初心者向けではないですが、蝶ヶ岳と常念岳の縦走をした際にこの重要性を心から実感しました。

蝶ヶ岳は階段や木道でとても綺麗に整備されており、とても歩きやすかったのです。

一方で常念岳は危険箇所は整備されていますが、基本的にでこぼこの道が多く、
蝶ヶ岳を登った後に歩くとギャップで足の負担を感じました。

常念岳が整備されていないわけではなく、蝶ヶ岳が綺麗すぎるだけなんですけどね!

初心者の方は整備された山を選ぶようにしましょう。

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山頂までのコースに危険箇所がないか確認する

常念岳への道のり 傾斜のある下り道

初心者でも安全に登れる山かどうかは、事前の情報収集でほとんど分かります。

チェックすべきポイントは以下となります。

  • 岩場・鎖場・急登が連続しないか
  • 笹や草木で道が不明瞭になっていないか
  • 川を渡る場所(渡渉)が多くないか
  • 崩落箇所や落石箇所がないか
  • 残雪期は難易度が上がる山か

これらの情報収集はネットで十分に解決できます。

私たちはYAMAPやYouTube、ブログなどで実際に登った方のレビューを見て判断しています。

初心者が選ぶべき人気の山だとだいたい上記のツールでレビューを見ることができると思います。

特に動画は、危険箇所や雰囲気を感じやすくておすすめですね。

自然災害などにより状況が変わっている可能性もあるので、
様々なサイトで最新の情報を仕入れるようにしましょう!

アクセスしやすい山を選ぶ

登山は、登る前と下山後の移動も意外と負担になります。

アクセスが悪い山は、それだけで疲れてしまいがちです。

初心者におすすめなのは…

  • 駐車場が広い
  • バスの本数が多い
  • 駅やバス停から登山口まで近い
  • 帰りのバスが多い(下山が遅れても安心)

初心者は予定していたコースタイムから大幅にタイムオーバーすることも多々あるでしょう。

余裕を持っていたつもりがギリギリになり、焦って下山していたら怪我をした、、、
なんてことにはなりたくないですよね。

特に帰りのバスや相乗りタクシーなどが多いと安心です。

「移動のストレスが少ない山」=「気持ちよく楽しめる山」です。

最初は“人気の山”から選ぶと安心

人気すぎて登山道が大渋滞していた秋の立山

登山初心者こそ、あえて人気の山がおすすめ

理由は…

  • すれ違う登山者が多く、道迷いしにくい
  • 何かあった時に助けてもらえる可能性が高い
  • 情報も多い(ブログ・動画・YAMAPのレポ etc.)

「人が多い=安全性が高い」と考えてOKです。

ただし、人気の山でも平日は人が少ない場合が多いです。

最初は道に迷うリスクを下げるためにも人が多い土日に登ることをおすすめします。

季節に合った山を選ぶ

こちらの写真は同じ場所で夏と冬に撮影したものです。

同じ山でも、季節で難易度がまったく変わるということが分かりますね

初心者は 春〜秋の晴れた日 に挑戦するのが安全です。

  • 春:残雪で滑りやすい。初心者は雪のない低山が安心
  • 夏:雷・高温に注意。涼しい山が◎
  • 秋:ベストシーズン。紅葉の人気山は混雑注意
  • 冬:初心者は基本NG(雪山は別スキルが必要)

初心者に向かない山の特徴

槍ヶ岳 頂上までの鎖場・梯子

急登が続く山・標高差が大きい山

標高よりも重要なのは「標高差」。

標高差1000m以上は初心者にはハードです。

  • 息が上がりやすい
  • 膝への負担が大きい
  • ベテランでもキツい山が多い

標高差はYAMAPや地図アプリで簡単にチェックできます。

岩場・鎖場・梯子はしごが多い山

高度感がある岩場や鎖場は、以下の理由で初心者には危険です。

  • バランスを崩しやすい
  • 高所が怖くて動けなくなることも
  • 渋滞や落石のリスクが高い

「岩場あり」「鎖場あり」の表記がある場合は慎重に。

特に雨の日は難易度が倍増しますので、ご注意ください。

迷いやすい山

一般ルートと“上級者向けルート”が混在する山は危険です。

  • 分岐を間違えると崖沿いルートへ
  • ガレ場・ザレ場が多い
  • 笹が生い茂って道が見えない
  • 登山道が細くて目印が少ない
  • 分岐が多い

また、人が少ない山もルートが分かりづらくなっている可能性があります。

アクセスが悪い・エスケープルートが少ない山

初心者は「逃げ道がない山」を避けるべきです。

  • 山中に山小屋や避難小屋がない
  • 林道が長く登山口まで遠い
  • バスの本数が少なく計画が崩れやすい
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まとめ|コースタイムの短い人気の山を選ぼう

初心者はコースタイムの短い人気の山がおすすめです。

コースタイム3~5時間
✔ 登山道が整備されている
✔ 危険箇所が少ない
✔ アクセスしやすい
✔ 人気の山
✔ 春~秋の晴れた日

この条件がそろっている山を選び、素敵な登山デビューにしましょう!

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