滋賀から八ヶ岳『赤岳-硫黄岳』爆裂火口と緑苔

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雲海と休憩

今回は、関西から2泊3日(車中泊込み)の赤岳登山(南八ヶ岳)について書きます。

赤岳硫黄岳は車で登山口まで行ける好立地!
ただ注意点もあり、コンパクトカーで登山口までアクセスする場合、底擦りは不可避かと笑
あと結構急な階段や鎖場もあり、ヘルメットは必須装備でした。

本当に素敵な山でしたので、各アルプスには無い、その特有の魅力が伝わればうれしいです。

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赤岳(赤岳頂上山荘)と硫黄岳(硫黄岳山荘)

八ヶ岳とは、八ヶ岳連峰を相称した呼び名で、10以上の山から形成される独立した山脈です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E3%83%B6%E5%B2%B3

下記図を見るとわかりやすいですが、八ヶ岳は、どのアルプスにも属していない独立連峰であることがわかります。同じように独立した峰として、白丸の浅間山(軽井沢)、紫丸の御嶽山(下呂)などがあります。これらの独立峰は、各アルプスから眺めた際、高さがるので目立ちますが、アルプス山脈ほど連なっていないため、あれはなんだ??としばしば思います。

赤岳-硫黄岳の素敵なところ

  1. 登山口から山頂までの距離が適度。
    北アルプス程の長距離計画にならず、またマイカーで登山口までアクセスが可能です。
    前泊、日帰り、初心者、上級者、各々自分に合った計画が容易に立てられます。
  2. 多種多様な景観
    ふもとは深い苔に覆われており、その様子はもののけ姫の獅子神の森さながらです。
    赤岳の山頂は、赤い土、岩、緑で覆われ、猛々しくも優美です。
    硫黄岳の山頂は、緑の滑走路と荒れた爆裂火口から形成され、全く違う二面性を持ちます。
    赤岳と硫黄岳をつなぐ南北に渡る稜線は険しくも美しく、太陽により東西から照らされる際は美しいコントラストを放ちます。
  3. 各所に点在する高評価の山小屋。
    赤岳山頂に建つ赤岳頂上山荘、硫黄岳から20分弱に位置する硫黄岳山荘、
    それぞれの登山道には業者小屋、赤岳鉱泉、オーレン小屋と名だたる山荘があり、快適な登山計画を手助けしてくれます。
  4. 近くの諏訪SAがでかい。
    食堂と名産が高アクセスなのは地味にうれしい。

諏訪湖SAの山賊焼きはめちゃくちゃうまいので、良ければ皆さんっも食べてみてください。
ニンニク醤油風味のパリパリ厚手衣に中じゅわーの揚げ鶏です。

赤岳(2899m)は、八ヶ岳連峰のなかで最高峰の山であり、八ヶ岳を北南に分断した際の南八ヶ岳に位置しています。この赤岳-硫黄岳の縦走では、他のアルプスにない魅力がいくつもありました。

書き出すと止まりませんが、八ヶ岳は間違いなく日本最高の山の一つだと思います。

スケジュール

金曜日🚙
19:30 大津市発 → 高速道路 → 24:00 諏訪南IC → 赤岳山荘駐車場で(登山口)

🚙土曜日⛰
1:00 赤岳山荘駐車場 車中泊zzZ
7:30 赤岳山荘駐車場発 → 14:00 赤岳頂上山荘

⛰日曜日🚙
6:00 赤岳頂上山荘出発 → 12:00 硫黄岳山頂 → 14:30 赤岳山荘駐車場
16:00 温泉~休憩 → 22:00 大津市着

※いろんなSNSで紹介されていますが、八ヶ岳山荘から赤岳山荘駐車場までは、20分程『悪路』を走行します!!! 筆者は中古のコンパクトカー(FFの2WD笑)なので、気にせずにずかずか進みましたが、3回くらい底を擦りました。運転が苦手な方は走行することも困難な道なので注意です!
デリカやジムニーがさっさと駆け抜けていく様子はうらやましかったです!笑

登山の雰囲気

今回のルーティングです。良ければご参考いただければ。

赤岳(八ヶ岳)・横岳・硫黄岳 / やどかりさんの横岳(長野県茅野市豊平)赤岳地蔵ノ頭の活動データ | YAMAP / ヤマップ

注意点

  1. 赤岳頂上までが急登であり、鎖場や勾配がきつめの階段があります。足腰に自信がない場合は、業者小屋までのお散歩コースでも十分良い運動になりますので、そちらをお勧めします。
  2. 赤岳-横岳-硫黄岳の稜線歩きは易しい道ではありません。高度感が強いところや、鎖場、梯子もありますのでヘルメットをして自分のペースで進みましょう。

赤岳山荘登山口-赤岳頂上山荘まで

苔の森がお出迎え

登山開始2時間ほどで、はじめの拠点『業者小屋』に到着。
業者小屋では様々な食事やお酒も提供しており、我々はカレーをいただきました。

業者小屋-地蔵の頭までは1時間ほどの急登になります。階段や鎖場など、結構高度感のある登りでした。

そして地蔵の頭から、もう一時間ほど頑張って登ると、いよいよ↓赤岳頂上山荘です。

赤岳頂上山荘は、いい意味で the山小屋 という感じでした。天の窓から景色を見ながらゆったりと過ごすひと時は最高です。ごはんは他の山荘と比べると質素に見えるかもしれませんが、米と味噌汁がお代わり自由でおなか一杯食べられます。

更衣室、喫煙所、売店、談話スペース、読書棚など、一般的な山小屋にあるものは基本ありました。

そしてこの赤岳頂上山荘は、赤岳頂上に位置していますので、外のロケーションも最高でした。

夕日は残念ながら見られませんでしたが、夜景、星空、雲海は最高でした。

赤岳-硫黄岳 稜線歩き

翌日の赤岳~横岳の稜線歩きも最高でした。硫黄岳はなかなか強風で終始フードでした。笑

南八ヶ岳は本当に素敵な山でした。適度な距離とアスレチック性、目まぐるしく変わる風景と、好立地の山荘。いつかまた遊びに行きます。

注意点

赤岳は標高(2899)のわりに登山時間が短いです。これは急登が続くことを意味していて、急勾配の階段やはしご、鎖場が多々あります。しっかり整備されていますが、健康な成人であってもきちんと余裕をもって計画して登る必要はあると思います。またヘルメットも必須装備と思ってよいレベルです。

おまけ

【温泉】八ヶ岳縄文天然温泉尖石の湯
 

源泉かけ流し、露天風呂オンリーの自然一体型露店風呂です。
露天風呂のほうは洗い場が無いため、登山後の一浴びにはちょっと向かないかもしれません。
しかしこの温泉には、最高の家族風呂がついており、1時間3千円でこちらは洗い場もついています。雰囲気もなかなかよく、最高の一浴びをさせてもらいました。

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